更新日;2025年2月6日
プログラムの内容は、今後変更となる場合がございます。
「Brigimadlin versus standard-of-care doxorubicin as first-line treatment in patients with advanced DDLPS: Brightline-1」
2月22日(土) 15:40~16:40 第1会場(2階 講堂)
「予後に基づく治療戦略の過去、現在、未来」
2月21日(金) 12:40~14:40 第1会場(2階 講堂)
企画要旨
四肢・体幹表面の軟部肉腫の補助化学療法実施の対象として、現在は深部発生、長径5cm以上、高悪性度を規準として治療開発が進んでいる。しかし、SARCULATORに代表されるnomogramや、遺伝子情報に基づく予後予測が、より補助化学療法のメリットを享受する群を予測できる、という探索的な研究もあり、現在の対象決定方法が必ずしも最適であるとは言い切れない。今後の四肢・体幹表面軟部肉腫とその他の病態について、治療戦略決定のもととなる予後予測方法について検討したい。
四肢・体幹軟部肉腫の補助化学療法の適応
ー過去と現状についてー
四肢・体幹軟部肉腫の補助化学療法の適応
ーノモグラムを用いた予後予測ー
組織型別予後予測モデルの必要性
−MPNSTをターゲットにした場合−
四肢・体幹軟部肉腫の補助化学療法の適応
ー 遺伝子変異・遺伝子発現プロファイルを用いた治療戦略開発の可能性 ー
後腹膜肉腫における補助放射線療法の意義
-The Truth is Out There-
「サルコーマの病理診断、ゲノム異常と薬物療法」
2月21日(金) 14:50~16:20 第1会場(2階 講堂)
企画要旨
サルコーマは希少がんでありながらサブタイプは100種類以上に細分化されるともいわれており、その治療体系においては病態の理解と適切な治療標的の選択が重要である。しかしながら、サルコーマに対する病理、ゲノム診療と薬物療法についての理解は十分ではない。本セッションではサルコーマにおける病理、ゲノム異常と薬物療法について共有する。
隆起性皮膚線維肉腫の病理
隆起性皮膚線維肉腫の薬物治療
Ewing肉腫とEwing様肉腫の病理
Ewing肉腫、その類縁疾患の薬物療法
GISTの病理
消化管間質腫瘍に対する薬物療法
「切除を極める」
2月21日(金) 12:40~14:40 第2会場(1階 小講堂)
企画要旨
後腹膜肉腫治療の第一選択は外科的切除であるが、発生部位が様々で、病態も複雑なものが多く、手術には応用力が必要になる。各症例の臨床像は実に多彩であり、どこに切除限界があるのか一定のコンセンサスはない。本シンポジウムでは、一般消化器外科、泌尿器科、産婦人科が主に経験する後腹膜肉腫の切除をどこまで極められるのかを、各領域のエキスパートに議論していただきたい。
後腹膜肉腫に対する外科的治療戦略
緊急を要する巨大後腹膜腫瘍手術経験から腫瘍切除術の意義を考える
骨盤内および泌尿生殖器系の肉腫に対する外科的治療戦略
後腹膜脂肪肉腫再発例を切除する
婦人科領域における肉腫関連疾患の外科的切除の有用性
血管内平滑筋腫や血管内進展を伴う内膜間質肉腫の手術戦略
「肉腫に対する放射線科的治療」
2月21日(金) 14:50~16:20 第2会場(1階 小講堂)
企画要旨
肉腫に対する放射線科的治療は重粒子線治療が最も知られているが、重粒子線治療以外にも肉腫に対する放射線科的治療は行われている。本シンポジウムでは、陽子線治療、体幹部定位放射線治療、IVRのエキスパートを招き、それぞれの治療の現状と将来展望について議論したい。
骨軟部腫瘍に対する陽子線治療
手術不適な骨・軟部腫瘍に対する定位放射線治療
骨軟部肉腫に対するアブレーション
「精索軟部肉腫」
2月22日(土) 8:50~9:50 第1会場(2階 講堂)
精索発生軟部肉腫手術の問題点
精索に発生した肉腫11例
当院で診療を行った精索内原発肉腫の治療成績
Systematic reviewを用いた、鼠径部精索肉腫に対する適切な治療戦略に関する検討
「肉腫の疫学~何がわかっていて、何を知るべきか。」
2月22日(土) 13:30~15:30 第1会場(2階 講堂)
企画要旨
肉腫の正確な疫学は、これまでわが国においてはなかなか見えてこなかったが、全国がん登録が整備されてきたため、単純に集計ができるようになってきたといえる。本シンポジウムでは、これまで何がわかっているのかを明らかにするとともに、今後の報告制について議論する。
疫学を解釈する基礎知識としてのがん登録
本邦における肉腫の疫学-希少がん分類と頭頸部肉腫-
全国がん登録から見える日本における骨軟部腫瘍の疫学
院内がん登録データから見えた日本における泌尿生殖器肉腫の現状と課題
全国骨・軟部腫瘍登録から見える肉腫の疫学と臨床像
「頭頚部肉腫における再建術に特別の配慮を要したcase conference」
2月21日(金) 16:30~17:30 第1会場(2階 講堂)
企画要旨
診断・治療に苦慮した肉腫症例について、multidisciplinaryに議論し、情報を共有する。
今回は頭頸部発生の肉腫について、その切除および再建方法に焦点をあてて議論する。
横紋筋肉腫 小児例(13歳) 切除頬骨体部凍結処理骨使用を検討した症例
骨肉腫 前中頭蓋底手術後の顔貌変化に対してエピテーゼを使用した症例
癌肉腫 止血困難にて二期的再建へ変更となった症例
「患者の体験談は治療に必要か?~ナラティブな情報の役割を考えよう~」
2月22日(土) 10:00~11:30 第2会場(1階 小講堂)
企画要旨
がん治療において、正しい診断や正確な医療情報の提供以外に、患者自身の体験談も、有効な情報と考えられる。患者同士の交流会で他の患者さんに出会うことで、これからの治療に前向きに取り組む決意ができた、今後の人生に希望が持てた、という感想をいただくことも多い。しかしながら、そういった繋がりを持つことは、患者自身の情報収集活動や、偶然のきっかけに依存していることが現状である。
このセッションでは、診断や治療の初期段階において、患者の体験した情報をどのように提供することが可能か、治療に関わる様々な職種、さらには患者自身の具体的な体験談を通して幅広い角度から議論し、医療者、患者の連携に関して考えるきっかけとしたい。
アンケートから見る体験談やピアサポートの可能性と課題
肉腫患者の一人として
肉腫をり患して!
ピアサポートの役割~AYA カフェ開催の経験から~
患者にとって必要な情報は何か~小児AYAサポートチームの関わりから考える~
企画要旨
肉腫診療に必要となる基礎医学の知識から、病理、診断、治療まで一通り学ぶ。
「診断」
2月21日(金) 12:40~13:40 第3会場(1階 第1会議室)
病理診断:骨腫瘍診断の手順
肉腫の画像診断
「局所治療」
2月21日(金) 13:40~14:40 第3会場(1階 第1会議室)
局所治療
肉腫の放射線治療
「全身治療」
2月21日(金) 14:50~15:50 第3会場(1階 第1会議室)
骨軟部腫瘍に対する薬物療法
小児・AYA世代肉腫の全身治療
「部位別治療」
2月21日(金) 15:50~16:50 第3会場(1階 第1会議室)
後腹膜肉腫:エビデンスと診療上の要点
ガイドラインに基づく骨転移マネージメント
「サルコーマに関する治療の現状と革新的な遺伝子・ウイルス治療の展望」
2月22日(土) 10:00~11:30 第1会場(2階 講堂)
共催:サーブ・バイオファーマ株式会社
悪性骨軟部腫瘍治療の現状と課題
腫瘍溶解性ウイルスの技術と臨床開発
Surv.m-CRA-1による悪性骨・軟部腫瘍への臨床開発
ーFirst-In-Human試験からⅡ相多施設共同試験へー